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  刀鍛冶になりたいのですが?

刀鍛冶になるためには刀匠資格を有する刀工の下で引き続き5年以上の修行をし、文化庁主催の作刀実地研修会を終了する必要があります。この研修会へは4年の修業を終えた者から参加が認められます。
研修の内容は作刀一般の技術、知識で、基礎的な技量が無いと終了が難しく、ほぼ実地試験の役割を果たしています。このため修業はかなり真摯なものが要求されます。

刀鍛冶を目指す場合、最大の難関が弟子入りであることは言うまでもありません。
刀鍛冶の多くは経済的に恵まれているとはいえず、また責任の重さから弟子を採ることに消極的な人がほとんどです。したがって、余程の熱意がなくては入門は叶わないと考えてください。
また、入門しても途中で挫折する人が大変多くいます。弟子入りが一般の就職とは全く異なることを肝に銘じ、よく自分を省みて望まれない弟子となって5年以上も辛い修業に耐えられるか考えなくてはなりません。青春の貴重な時間を浪費することになりかねないのですから。





  刀が欲しいのですが?

きちんとした登録証の付いている刀剣であれば、売買は非常に簡単です。購入後に所有者変更届として、登録証の内容と住所氏名を記入したものを登録証所在の都道府県文化課に郵送することが義務付けられているだけです。

偽物の横行する昔の刀ではなく、正真確実な現代刀に目を向けてくださる方も少なくはありません。
その場合、刀剣の専門店で目にした作品が気に入って購入されるのもよいでしょう。
あるいは直接、刀鍛冶に注文されるのも面白い経験になることと思います。
各刀匠によって様々に個性溢れる刀剣が生み出されていますから、新作刀展覧会などで好みの作風などを吟味してゆくのも一法かと思います。
また、刀匠に依頼して注文主の名前や好きな言葉を茎(なかご)に記してもらって、自分がこの時代に生きた証を後世に伝えることが可能なのも、新作刀ならではのことです。
価格については個別に交渉していただく必要があります。これといったルールはありません。





  手入れについて

これは、実際に手馴れた人に手ほどきを受けるのが最も近道です。全国に(財)日本美術刀剣保存協会の支部があり東京の本部に問い合わせて、お近くの支部の所在を知り、教えてくれる方を紹介してもらうのがよいと思います。

よく研磨された刀の表面は意外に柔らかく、ちょっとした事で研ぎを台無しにしかねないですから、注意が必要です。刀の鑑賞時には特に、おしゃべりをして唾を刀に付着させないように気をつけなくてはなりません。
しかしながら、実は刀の管理は決して難しいものではありません。
丁寧に扱いさえすれば何十年、何百年とその輝きを伝えてゆくことが出来るものなのです。