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  刀鍛冶になりたいのですが?

 刀鍛冶になるためには刀匠資格を有する刀鍛冶の下で5年以上の修業をし、文化庁主催の作刀実地研修会を修了する必要があります。この研修会へは4年の修業を終えた者から参加が認められます。研修の内容は作刀一般の技術・知識で、決して難しい研修会ではありませんが、基礎的な技量が無いと修了は容易ではありません。ほぼ実地試験の役割を果たしていると言ってもよいでしょう。

 刀鍛冶を目指す場合、最も重要なことは入門先を探すことですが、最も難しい事でもあります。刀鍛冶の多くは経済的に恵まれておらず、また責任の重さから弟子を採ることに消極的な人がほとんどです。余程運が良いか強力な伝手(つて)がないとなかなか弟子入りできないのが実情です。

 弟子入り先は、刀鍛冶になりたい本人が探すのが一般的なため、これまで刀匠会として入門希望者への対応はしてきませんでした。しかし近年、弟子入りに関する問い合わせが多く寄せられるようになり、相談窓口を設けることになりました。年齢制限は設けていませんので、刀鍛冶になることを考えている方は、相談窓口に連絡し、是非一度研修会へ参加してみてください。

 この研修会では、刀鍛冶の仕事を体験でき、実際に修業しているお弟子さんから話を聞くことも出来ます。研修会終了後希望があれば、刀鍛冶の下で数日間の体験入門をすることも出来ます。体験入門参加後も、刀鍛冶になる気持ちに変わりがないようでしたら、入門先について具体的に相談させて貰います。


<入門先紹介までの流れ>
①刀匠会相談窓口へ連絡
②刀匠会主催作刀実地研修会へ参加
③刀鍛冶へ体験入門
④入門先の紹介

連絡先 住所 〒700-0904 岡山県岡山市北区柳町2-1-1
全日本刀匠会事業部 後継者育成支援委員会
Tel 086-227-5721(刀匠会事業部) メールアドレス info@tousyoukai.jp(刀匠会事業部)





  刀が欲しいのですが?

きちんとした登録証の付いている刀剣であれば、売買は非常に簡単です。購入後に所有者変更届として、登録証の内容と住所氏名を記入したものを登録証所在の都道府県文化課に郵送することが義務付けられているだけです。

偽物の横行する昔の刀ではなく、正真確実な現代刀に目を向けてくださる方も少なくはありません。
その場合、刀剣の専門店で目にした作品が気に入って購入されるのもよいでしょう。
あるいは直接、刀鍛冶に注文されるのも面白い経験になることと思います。
各刀匠によって様々に個性溢れる刀剣が生み出されていますから、新作刀展覧会などで好みの作風などを吟味してゆくのも一法かと思います。
また、刀匠に依頼して注文主の名前や好きな言葉を茎(なかご)に記してもらって、自分がこの時代に生きた証を後世に伝えることが可能なのも、新作刀ならではのことです。
価格については個別に交渉していただく必要があります。これといったルールはありません。





  手入れについて

これは、実際に手馴れた人に手ほどきを受けるのが最も近道です。全国に(財)日本美術刀剣保存協会の支部があり東京の本部に問い合わせて、お近くの支部の所在を知り、教えてくれる方を紹介してもらうのがよいと思います。

よく研磨された刀の表面は意外に柔らかく、ちょっとした事で研ぎを台無しにしかねないですから、注意が必要です。刀の鑑賞時には特に、おしゃべりをして唾を刀に付着させないように気をつけなくてはなりません。
しかしながら、実は刀の管理は決して難しいものではありません。
丁寧に扱いさえすれば何十年、何百年とその輝きを伝えてゆくことが出来るものなのです。