日本美術刀剣保存協会が主催する新作刀コンクールは、美術刀剣類製作承認規定fが施行された翌年、すなわち昭和二十九年の「作刀技術発表会」に端を発します。その後、40年には「新作名刀展」と改称、彫金・刀身彫刻の各部門を順次加え、平成四年からは「新作刀展覧会」として一度の休催もなく現在に至っております。
ほかに研師と外装の職方を対象とする「研磨・外装技術発表会」があり、これは協会設立当初の昭和二十三年にさかのぼる歴史を有するものでありますが、いずれも日本刀の伝統技術振興に多大な貢献を果たしてきたと自負しております。また、機会の登竜門として、重要無形文化財保持者(人間国宝)をはじめ、幾多の名人。上手を世に送り出してきたことはご承知の通りであります。
今回の新作刀展覧会には百五十三点の出品がありました。近年における総数の推移はほぼ同様でありますが。厳正な審査の結果、特賞六点、優秀賞十四点、努力賞二十一点、入選八十四点を決定いたしました。いずれも一年間の精進がうかがえる力作であります。
どうかお誘いあわせの上、会場にお運びいただき、伝統の技をご鑑賞くださいいますようお願い申し上げます。併せて、一層の発展に向けて特段のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
なお、新作刀展覧会開催に当たり、後援を賜りました文化庁、ならびにご協力くださいました関係各位に心より御礼申し上げます。
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